某日未明、我が集合住宅は武装した機動隊に包囲された。
隣人の植物兵器による脅威は、
"エアコン室外機の向きを変える"という私のとんちによって
解決したかに見えた。
しかし、室外機から吹き荒れる猛風は
綿毛をマンション全体へと散布させる結果となっていたのだ。
他の住人からの苦情は
大家を通じて国家権力にまで到達し、
ついに早朝の綿毛開放作戦は実行に移された。
「突入!」の合図とともに、防護服に身を包んだ実行部隊が
マンションに雪崩れ込む。
訓練され、組織化された動きで
速やかに隣人宅に侵入し、家主を拘束。
写真のように、謎の綿毛植物もすべて刈り取られ、
半透明の袋に封じ込められた。
こうなってしまえば、植物兵器も可燃ゴミと同じ。
土曜日の朝8時までに集積所へ持っていけば、
今回の綿毛禍はすべて解決だ。
ちなみに、マンションに突入してきた機動隊によって、
私も肩関節を逆に極められ、組み伏せられた。
拘置所で半日間に渡る事情聴取の末、
なんとか私は被害者であるということを
理解してもらえたのは幸いだったと言えるだろう。
大自然の恵みとして我々の味方であるべき植物も、
人為的な科学の介入によって大いなる殺人兵器となる。
人間と植物、昆虫の三者が正常な関係を保ち、
三位一体、あるいは三竦みの状態を長く続けられることを願ってやまない。
空室となったお隣に、ひとり暮らしの女子大生が
引っ越してくることを祈りつつ、今日はこの辺で横になることにする。
ナッツ・・・逃げたな・・・。勝ち逃げはゆるさん・・・
返信削除めっしゅ!!
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