2013年3月29日金曜日

ビルの谷間に東映のクモ男



数日前から天井に何らかの気配を感じていたのだが、
ついにその正体が判明した。

これはクモ。それも、大きさや色、フォルムから察するに
タラン的なチュラ。俗に言うタランチュラだ。

民家に忍び込み、寝ている人の足に
痒みを誘発する毒液を注入するという例のアレだ。

常人ならば、その禍々しさに恐れおののき、
警察に通報したり、業者に駆除を依頼するところ。

だが私はプロの虫取り人だ。
ナッツ家に入り込んだのが、この毒グモの運の尽き。

文字通り、飛んで火に入る夏の虫。
あるいは、揉んで染み入る春の豆と言い換えてもいいだろう。

いままで、さまざまな虫と
生きるか死ぬかの闘いをくりひろげてきた私だ。

いかに毒グモと言えど、
私のゴキジェット捌きから逃れることはできない。

あるいは生け捕りにして区役所に持っていくのも妙案だ。

私は天井の毒グモを見上げる形で身構え、
敵の動きをうかがった。

先に動いた方が殺られる。

時空がねじ曲がるような緊張感。

ひとりと1匹は微動だにしないまま時間だけが流れる。

日が暮れて、夜が明ける。

2日目の朝である。

業を煮やした毒グモが、尻から発した糸にぶら下がり、
ススーッと私の目線まで降りてきた。

悲鳴をあげてバックステップする私。

するとどうだろう。毒グモはサッシの隙間から出ていった。

これは完勝と言っていいだろう。

ときに真剣勝負は、他人から見た場合退屈に映ることも少なくない。

私と毒グモの名勝負は20年後、
アマレス関係者を中心に評価されることだろう。

天井を見上げ続けて筋を違えた首筋に湿布を貼りつつ、
今日はこの辺で横になることにする。

2013年3月27日水曜日

大気中に含まれるMajiでKoiする5秒前


この季節、花粉症にお悩みの人も多いことだろう。

私のまわりでも、くしゃみや目の痒み、排水口のヌメり等に
悩まされている人がたくさんいる。

かく言う私は、山で過ごす虫取り人。
花粉に関しては耐性がついている。

しかし、今年の春は花粉に加え、黄砂やらPM2.5やら
MK5やら、訳のわからないものが舞っているという。

そこで、写真の携帯用空気清浄機購入に踏み切った。

この装置を口に当てて空気を吸入すると、
独自の裏漉しシステムによって浄化された酸素が
右心房及び左心房に染み渡るらしい。

自らが吐き出した二酸化炭素を吸入することで、
オゾンホール縮小的な効果も期待できるだろう

何らかのアダルトグッズを思わせるピンクのボディーは
ファッションアイテムとして、異性へのアピール度も高い。

さらに驚くべきことに、この器具を装着したまま大声を出しても
近所迷惑にならないという副産物にも恵まれた。

これはうれしい誤算だ。

私はムシャクシャした時、王様の着衣や
耳の形状に関して叫んだり、
十八番の『虫取り唱歌』を唸って発散することで、
辛うじて正気を保っている。

これで8190円はハッキリ言ってお買い得だ。

ただし、根気強く通販サイトを探せば
900円くらいで売っているところもあるので、
皆さんは無駄金を使わぬようご注意いただきたい。

ゴムみたいな臭いに気分が悪くなりつつ、
今日はこの辺で横になることにする。

2013年3月21日木曜日

仲の飼う両生類の行く末


先日、北海道へ行ってきた。

写真は函館名物バーガーピエロのフトッチョバーガー。
俗に言うHBだ。

なんでも、函館ではハンバーガーと言えば
バーガーピエロと相場が決まっており、
若者の社交場及びキタキツネたちの徘徊ルートとして
賑わっているということだ。

HBはご覧の通りのボリューム感。

私は店内で食べきることができず、
食べ残しを持ち帰ることにした。

「すいません、ナッツですけど。
朝、ホットケーキさえ食べなければ大丈夫だったんですけど。」

私の言い方が悪かったのか
なかなか店員にHBを持ち帰りたい旨が伝わらなかったが、
最終的には笑顔で容器を用意してくれた。

東京に持ち帰ったHBは分解、冷凍保存して、
ここぞという時に食べることに決めた。

たとえば、新聞の勧誘を上手く追い払えたときとかだ。

さて、今回なぜ私が北海道へ行ったかと言うと、
ファミ通町内会の2012年掲載数ランキングで
優勝したマヒ郎君に会うためだった。

マヒ郎君のインタビューは
絶賛発売中の週刊ファミ通4月4日号に掲載されている。

ちなみに、町内会常連投稿者から放送作家になった
土屋崇之君のインタビューも同時掲載という豪華版。

ふたりとも、すごい人生を歩んできており、
私も虫取り人としての功名心を著しく刺激された。

皆さんもご覧いただければ人生観や
お漬物の嗜好が変化することだろう。

最後に仲里依紗の結婚を祝福しつつ、
今日はこの辺で横になることにする。