2013年4月24日水曜日

続・獣の数字を解く男



今日、体重を計ると66.6キロだった。

ちなみに、4年前にも体重計が同じ数値を弾き出したことがある。

私の年齢で4年間ほぼ同じ体型を維持しているというのは
実は驚異的なことだ。

最近の中年男性は、食事の欧米化や遺伝子的なオペレーションの影響で
体重が増加傾向にあると言われている。

そんな風潮をものともせず、グラム単位で日々を生きる私が、
フィジカルエリートと呼ばれてリスペクトされるのも当然だろう。

もっとも私の体重は通常48~81キロのあいだを漂っており、
虫取りの大会がある時に限って
ハサミムシ級のリミットまで減量するという
フィジカルスケジュールに沿って生活している。

68キロ未満を規定とするハサミムシ級において、
66.6キロという数値は心身の余裕及び
ジンクス的な意味合いでも理想的だ。

皆さんは666という数字にオーメン的、あるいはダミアン浜田的な
イメージを抱き、恐れおののくかも知れない。

しかし虫取りの世界では、6という数字のフォルムが
カブトムシの幼虫に酷似しているという理由で
非常に縁起がいいとされている。

幼虫が3匹も並べば、その中からヘラクレスオオカブトが
羽化する確率も飛躍的に上昇するというものだ。

かの『虫取り唱歌』において、♪樹液にまみれてヘラクレス~
と歌われたオオカブトが我が網に収まり、
いくばくかの金銭に姿を変えることを願ってやまない。

4年前よりも0.1パーセント減ってしまった体脂肪率を補うべく
まるごとバナナを食べてから、
今日はこの辺で横になることにする。

2013年4月17日水曜日

畳に生きたエジプタン


先日、床屋の待合室で興味深い本に出会った。

柔道を題材にした小説で、
エジプト代表のラシュワンが
山下のケガした足を攻めるべきか攻めざるべきかで
葛藤する心象風景を、女医と患者のメタファーによって描き切った傑作だ。

私は待ち時間だけでは読み終えることができず、

店主に無理を言って『カメレオン』の9巻と交換という条件で
譲り受けることに成功した。

全580ページのボリュームではあるが、
その紙質の良さからくるポップな手触りも手伝って
一気に読み切ってしまった。

皆さんにも先入観なしで読んでもらいたいので
詳しい内容に関しては言及しないことにするが、
密室の柔道場で起こった大内刈りトリックが明らかになるシーンは
一部トップブリーダーのあいだで語り継がれることだろう。

ちなみに犯人は熊倉だ。


さて、話は変わるが前回のブログで
虫取り協会及び組合を脱退して
フリーランス虫取り人になったことを表明した。

しかし、このことが一部で

「ナッツは町内会イメージキャラクターも辞めたのではないか?」
「ナッツは実家の落花生農家を継ぐことを決意したのではないか?」
「ナッツは祖父の遺言で、サイズの合っていない靴を無理して履いているのではないか?」

などといった憶測を呼ぶ結果となってしまった。

町内会イメージキャラクティング業務に関しては
従来通りの活動を続けていくので、
今後も変わらぬ距離感で緊張状態を保っていただきたい。

いらぬ心配をかけてしまったことを詫びつつ、
今日はこの辺で横になることにする。