2009年8月31日月曜日

住職・オブ・ランボルギーニ


 
夏にふさわしい恐怖体験をした。

いつものように虫取りに出かけようとすると、
見慣れない少年が立っている。

この時点で、私はなんだか高層ビルのエレベーターに
乗ったときのような耳が詰まる感覚に襲われた。

霊的な磁場が形成されている証拠だ。

少年が、何やら怪しげなお坊さんが描かれたパッケージの
ビデオを持っていることも、
オカルティックな雰囲気を増長させた。

少年は、蚊の鳴くような声で
「僕も虫取りに連れてって。いい場所知ってるから」
と囁くと、すり足で歩き始めた。

しかたなくついていく私。
どんどん人気のない山奥へと入っていく。

「ここだよ……」

少年が教えてくれた場所には、
大量のセミの抜け殻があった。

ふと振り返ると、案の定少年の姿はない。

「やっと見つけてくれたね……」
どこからともなくそんな声が聞こえてきた。

私は丁重に抜け殻を供養し、
どうか呪わないでくださいといった意味合いの
祈りを捧げてきたので安心だ。

しかし皆さんは、いまから20年のあいだに
これと同じ内容の話を3人にしなければ
よくないことが起こる可能性がある。

この話を無視してスニッカーズを食っていた
Aさんは歯の詰め物が取れて、
いまでも歯医者に通っているという。

芸能人は歯が命。
虫取り人は歯が黄色。

そんなおまじないによって霊的なアレを
遠ざけつつ、
今日はこの辺で横になることにする。

2009年8月28日金曜日

裸足の国の人だから


 
ここ数日、過ごしやすい気候となり、
早くも秋の訪れが感じられる。

ファッション的にも、
すでに衣替えを視野に入れた戦略が必要だ。

そこで、"デキる男は足下の照りが違う"という格言に習い、
近所のアメリカ屋的な靴店へ、
秋冬物のブーツを買いに行った。

そして運命的な出会いを果たしたのが
写真の逸品である。

光沢のある黒光り。
スネ及び足の甲をガードする厚み。
足の裏が露出した機能性。

どれを取っても唯一無二のオシャレアイテム、
俗に言うオシャイテムだ。

とくに、足の裏で直に大地のコンディションを
確認できるところが気に入った。

砂利道を歩くことで、
足ツボ的な痛みを伴う健康法も期待できる。

この秋、世界中の視線が
私の弁慶の泣きどころを刺激する。

そのときに備えてスネを空き瓶で叩いて鍛えながら、
今日はこの辺で横になることにする。