2010年4月22日木曜日

両棲類を敬う心


虫が潜んでいる穴かと思って
棒状の物を突っ込んでみると、
カエルが冬眠している穴だった。

これは、この時期の虫取り人あるあるネタだ。

虫の穴とカエルの穴を見分ける技術は、
40年まえから停滞している。

いまのところ、常人が裸眼で見分けるのは
不可能という論調が主流だ。

冬眠中にいきなり棒状の物で突っつかれたカエルは、
大抵ショックで死ぬ。

そんな不慮の死を遂げたカエルを弔うために
虫取り協会ではカエル塚(写真)を設け、
地中深くに無数のカエルたちを埋葬しているのだ。

鳥獣戯画が描かれた墓標の先端には
マスコットキャラクターのマイティーフロッグを
模したオブジェが鎮座している。

これだけ立派なカエル塚があれば、
彼らも迷わず成仏してくれることだろう。

ちなみに虫取り協会の年会費2万6000円のうち、
1万9000円はこのカエル塚維持に
費やされているという話だ。

何か釈然としない気持ちを
カエルたちの冥福を祈る気持ちで押し殺しながら、
今日はこの辺で横になることにする。

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