2013年5月1日水曜日

か弱き虫取り人の代弁者


あまり知られていないことだが、
虫取りの際にはイヤーガードが必需品だ。

山中を走り回ったり這いずり回ったりすると
クヌギの枝や生えかけのタケノコが耳に当たり、
柔道部の学生のような耳になってしまう。

俗に"山のギャング"と呼ばれるスズメバチやマムシの類も、
十中八九耳を狙ってくる。

そこで大切な耳を保護するためにイヤーガードを着用するわけだが、
写真をご覧いただきたい。

ケーブル部分がパーマネントに縮れている。

虫取り協会では、以下のような規則が定められていた。
 
・虫取り公式ルール第8章 24条
山に持ち込むイヤーガードに関しては、そのケーブルにおいて
公序良俗に反する縮れがあってはならない。

要はパーマ禁止ということだ。

虫取り風紀委員の抜き打ち検査によって
イヤーガードケーブルの縮れを指摘され、
「天然なんです! 遺伝なんです!」
と泣きながら弁解するも認められず、
親への連絡、長時間の正座、ケーブルの切断と言った
理不尽なペナルティーを課せられる虫取り人を何人も見てきた。

しかし、虫取り協会を脱退し、我が身の安全を確保した
いまだからこそ声を大にして言いたい。

この規則にいったい何の意味があると言うのだろうか?

虫取り人の本分である虫取りさえしっかり遂行していれば、
何が縮れていようが問題はないはずだ。

時代とともにルールも変化するべき。

こういった悪しき慣習に異を唱えていくことが
私の役割、生まれてきた意味だと思っている。



縮れたケーブルの絡まりやすさに閉口しながら、
今日はこの辺で横になることにする。

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