2008年6月4日水曜日

再会の街



今日は虫取りにも行かず、朝から1日中
川端さんが行きそうな場所を捜すことにした。

しかし、行きそうな場所と言っても見当もつかない。

とりあえずお隣さんの郵便受けの中や、
空き地にある、ちょっと大きめの石の下などを捜してみたが、
一向に見つかる気配はない。

これは最悪の事態を想定しなければならない。
何らかの事件に巻き込まれた可能性も……?

警察へ届け出ようと決心し、
最寄りの派出所へと一歩踏み出した、そのときだった。

「なんか、あっちにヘンなのいるぜー!」

そう叫びながら、ランドセルを背負った子供たちが
私の横を走り抜けていく。

これは……もしや!?
私は子供たちの後を追う。

いた!!

自販機の裏側に挟まって動けない状態で、
子供たちに棒で突っつかれたり
小石を投げられたりしているカラーひよこは、
紛れもなく川端さんだった。

事情を話すと、子供たちは素直に
川端さんを解放してくれた。

物分かりのいい子供たちで助かった。
きっと親御さんの教育が行き届いているのだろう。

とにかく、無事でよかった。

1日中歩き回って疲れ果てたので、
今日はこの辺で横になることにする。

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