2008年6月24日火曜日

大漁旗



虫取りの世界というのも厳しいもので、
毎日毎日、朝早く起きて森の奥深くまで潜っても
カナブンしか捕れないという日が大半である。

コクワガタが捕れれば万々歳。
オオクワガタが捕れる日なんて、長い虫取り人生で
1回あるかないかかもしれない。

そして、ついにきた。

その1回あるかないかの日が、ついにきたのだ。

私が樹液を塗っておいたポイントに、
ひときわまばゆく輝く黒い物体。

それは紛れもなく"黒いダイヤ"と称される
オオクワガタだった。

オオクワガタにしては若干小ぶりではあるが、
それでも、かなりの高値で売れるだろう。

しかし、なにしろ一生に一度の大物だ。
すぐに売ってしまうのは名残惜しい。

何日間か手元に置いておきたい。

とにかく、今日は虫取り人生最良の日だ。
幸せを噛みしめながら、このへんで横になることにする。

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