私が毎日虫取りに行く山には滝がある。 ミネラル、あるいはヒアルロン酸を多分に含む 天然水が脈々と流れ落ちる姿は、勇壮かつコケティッシュ。 夏場、虫取り人はこの滝の水を飲料水として拝借したり、 修行ごっこに興じたりするのだ。 ちなみにこの滝は日本有数の 心霊スポットとしても知られており、 写真を撮ると高確率で何らかの 霊的な人影や物体が写ると言われている。 しかし、そういった心霊写真の8割は 修行ごっこ中の虫取り人が写り込んでしまったもの。 そして残りの2割はカワウソ、 あるいはミーアキャットなどの小動物であるというのが 私の仮説だ。 その証拠に、先日撮影した滝の写真をご覧いただきたい。 寒くなって修行ごっこをする 虫取り人がいなくなるこの季節には、 何らエクトプラズミックな物体は写らないのだ。 幽霊の、正体見たり、枯れ尾花。 虫取り後、滝に打たれて、眠りたい。 今回は図らずも私の手によって 霊魂の存在が完全否定された。 そう、オバケなんていない。 いないのだ。 毎晩私の枕元に立っている軍服を着た青年も、 きっと科学的根拠に基づいたサムシングに違いない。 今夜も朝方までサムシングのうめき声を 聞かされると思うと気が進まないが、 この辺で横になることにする。
0 件のコメント:
コメントを投稿