山開きから5日間が経過し、ようやく私の日常も
虫取り人としての生活サイクルに適応しつつある。
朝4時に起床し、日の入りとともに就寝。
これぞ人間の本来あるべき姿だ。
そんな私が虫取りに行く際に、
欠かさず身につけている物がある。
写真の帽子がそれだ。
これは私の父がスズメバチに
追いかけられた際に落としていった物。
いわば父の形見である。
"200パーセント"なる刺繍は、
「心頭滅却すれば蜂のひと刺しも200パーセント片腹痛し」
という父の座右の銘を表したものだ。
残念ながら父は、この刺繍を体現することはできなかった。
しかし私はこの帽子を肌身離さず被ることによって、
オゾンホールから降り注ぐ紫外線やセミのお小水、
スズメバチの脅威などから、
父が私を守ってくれていると思っている。
いまはスズメバチから逃げたきり行方不明だが、
父はいつも私の頭頂部にいる。
父がなしえなかったキング・オブ虫取リストの夢と
スズメバチへのリベンジを心に誓いつつ、
今日はこの辺で横になることにする。
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(※編集部注:今回のリンクは本物です)
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