皆さんご存知の通り、
私は近所の子供たちを集めて虫取りに行くのが仕事だ。
しかし最近は、見知らぬ中年男に我が子を預けるのは
不安だという親御さんが増えてきており、
虫取りにつきあってくれる子供もめっきり減った。
まったく世知辛い世の中になったものだ。
そんな中、写真の彼(仮にM君とする)は
小学2年生のときから、ずっと虫取りに参加してくれている。
一見ぶっきらぼうな印象を受けるが、
笑顔が素敵なナイスガイだ。
中学時代は、虫取りとフェンシング部員としての活動を
両立させるという、がんばり屋さんな一面も見せてくれた。
そんなM君が、今日を持って虫取りを卒業する。
実家の左官屋さんを継ぐことになったため、
早起きが困難になったというのが理由だ。
別れは辛いが、私はM君の新しい門出を
笑顔で祝福してあげたい。
一抹の寂しさを押し殺しながら、
今日はこの辺で横になることにする。
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