部屋を掃除しているときに、
隅の床板が剥がれかかっているのを見つけた。
何の気なしにめくってみると、
中から小さな木彫りの彫像が姿を現した。
人間とも動物ともつかない姿形は、
何か呪術的、封印的な禍々しいオーラを漂わせている。
もしやと思い、部屋の四隅の床板をめくってみると、
すべてに同じ彫像が埋め込まれていた。
私がこの部屋に引っ越してくるまえに、
いったい何が起きたというのだろうか?
とりあえず、触らぬ神に祟りなし。
彫像は元の場所に戻しておくことにする。
今度、大家に会ったら、
この彫像の意味を問いただしてみよう。
つぎに大家に会うのは、再来年の契約更新時。
それまで何も起こらないことを祈りつつ、
今日はこの辺で横になることにする。
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