以前紹介した、駅前でウェットティッシュを配る人物に、
また遭遇した。
ちょうどウェットティッシュが切れたところだったので
ひとつもらおうと近づいてみると、何やら様子がおかしい。
今日はウェットティッシュではなくて、
割り箸を配っているではないか。
これは由々しき事態だ。
割り箸の無駄遣いは、森林伐採に繋がる。
それはすなわち、虫たちの住む
場所がなくなってしまうということだ。
虫取り人の私にとって、これは死活問題。
思わずカッとなり、
その男の胸ぐらをつかみ、叫んでしまった。
「誰のためのクヌギがエコバッグに!!」
頭に血が上っていたため、
正しい日本語とは言い難い表現になってしまったが、
大体の意味は通じただろう。
男は「ヒッ」と叫び、
持っていた割り箸をすべて私に押しつけ、
走り去ってしまった。
本来割り箸は使わない主義だが、
ムダにするのはいちばんよくない。
この割り箸は、私が責任を持って使わせてもらう。
そして使用済みの割り箸は、洗ったうえで
近所の小学校に配り、金魚やウサギの墓標として
有効活用してもらうことにしよう。
虫たちと人間が共存する世界が、
今後もずっと続いていくことを祈りつつ、
今日はこの辺で横になることにする。
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