2008年11月27日木曜日

スケール速度400キロ




オモチャ屋さんで小さなラジコンカーを見つけた。

何を隠そう私は第2次ラジコンブーム直撃世代。
小学生のときは、毎週『RCカーグランプリ』を
欠かさず録画していたほどだ。

そんなにラジコンが好きな子供だったのに、
私は親にラジコンを買ってもらえなかった。

一式揃えると数万円と、確かに小学生のオモチャとしては
少々高額ではあった。

しかし、友だちのあいだでラジコンを
持っていなかったのは私ひとり。

みんなが最新式のプロポを操る傍らで、
鹿のオモチャにヒモをつけて引っ張ることによって
ラジコン気分を味わうとともに、
友だちへの妬みを押し殺していた
私の気持ちは誰にもわかるまい。

そんな積年の恨みを晴らすべく、
私は小さなラジコンカーを購入した。

耳に心地よいエンジン音。
オフロードを苦にしないスパイクタイヤのグリップ力。
どれも鹿のオモチャでは味わえなかったものだ。

数10年越しの夢を実現した満足感に包まれながら、
今日はこの辺で横になることにする。

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