朝早く、町内会担当編集者から電話がかかってきた。
プリンタの調子が悪いから見に来いとのこと。
プリンタのメンテナンスも、町内会イメージキャラクターの
大切な仕事のひとつ。
眠い目をこすりながら編集部へ向かった。
プリンタを解体して中を見てみると、
単にインクカートリッジが空になっただけだった。
町内会イメージキャラクターは
チャリティー的、ボランティア的感覚で行っているため、
手を真っ黒にしながらカートリッジを交換しても
一銭にもならない。
編集部までの往復の電車賃を考えると
明らかに赤字である。
虫取りの仕事があったときならいざ知らず、
無職状態のいまの私にとっては辛いものがある。
そこで編集者に、
せめて交通費だけでも出ないかと交渉したところ、
「イヤならイメージキャラクターを
辞めてもらっても構わない」との返事。
そう言われると、
私は黙ってカートリッジを交換するしかない。
思わぬ出費で、無職2日目にして大きなピンチを迎えた。
何か打開策を考えながら、
今日はこの辺で横になることにする。
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