2008年12月26日金曜日

年の瀬マタニティー



一向に職が見つからない。

寒さと空腹もピークに達し、
このままでは無事に年を越せるかどうか
本格的に不安になってきた。

そこで街に出て職を捜すことにしたのだが、
街を徘徊しているうちに都心から離れ、
ウミガメの産卵場まで来てしまった。

これも何かの縁かもしれない。
せっかくだから見学していくことにしよう。

感動的な産卵を見ることを通じて、
新たな自分が発見できるかもしれない。

砂浜に身を潜めて待つこと半日。

日が暮れるまで待ったが、結局ウミガメは現れなかった。
どうやらシーズンではなかったらしい。

しかし、四つん這いで産卵に思いを馳せていたら、
なんだか私自身が産気づいてきてしまった。

幸い、来週は編集部もお正月休みに入るとのことなので、
私も産豆体勢に入らせてもらうことにする。

無事に年を越せたなら、
みなさんに元気なピーナッツベイビーを
お見せすることができるだろう。

もう私ひとりの体ではない。

胎教によいとされるモーツァルトを聴きながら、
編集部の休みが明ける来年1月5日まで
横になることにする。

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