2008年12月25日木曜日

フィンランドからの刺客



皆さんはサンタクロースの存在を
何歳まで信じていただろうか?

多くの人は小学校低学年……遅くとも中学生になるこには
クリスマスとサンタクロースにまつわるからくりを
否応なく理解せざるを得なかったことだろう。

しかし私に関して言わせてもらえれば
サンタはもはや信じる信じないの問題ではない。

私が4歳のとき、クリスマスプレゼントに
ホッチキスをもらって以来、サンタという存在は
毎年やってくる避けられない悪夢なのだ。

明け方のもっとも冷え込む時間帯をねらって、
今年もヤツはやってきた。

体中の関節をバキバキと鳴らしながら、
郵便受けの狭い隙間から無理矢理侵入してくる。

そしてそのまま私の枕元までウネウネと這ってきて
獣のような息づかいで仕事を始めるのだ。

私は固く目をつむり、ガタガタと震えながら
ジッと時間が過ぎるのを待つ。

ことを済ませたヤツは奇声をあげながら
体当たりで窓ガラスを叩き割って逃げていった。

枕元にはプレゼントの鼻毛カッターが
無造作に靴下の中に突っ込まれている。

部屋中にガラス片が散乱し、
サンタが這った跡はなぜか粘液でヌルヌルして
拭いてもなかなか取れない。

部屋の片づけと掃除の手間を考えると、
どう考えても割に合わない。

来年こそはサンタクロースが来ないことを
心の底から祈りつつ、
今日はこの辺で横になることにする。

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