そのときは突然訪れた。
ビデオデッキが異音を発し、テープを吐き出す。
なんということだ。
修復不可能となったテープには、
かつてのTBS感謝祭で恒例となっていた
チャック・ウィルソンVS藤原組長の相撲対決が
160分間詰まっていたのだ。
私は体調がおかしいと感じたとき、
このビデオを見て気合いを入れることにしていた。
病は気からと言うだけあって、
このビデオを見た翌日はウソのように
体調万全となっていたのだ。
チャックの上手投げを組長がしのぐシーンを見るべく
何度も何度も巻き戻ししすぎたためか、
テープは伸び、飛び出し、こんな惨状になってしまった。
このビデオなしでは、
このインフルエンザの季節を乗り切る自信がない。
なんだか早速、咳が出てきたし
微熱があるような気もする。
正直、何もやる気がしない。
チャックVS組長の全試合を完全収録した
DVDが発売されることを願いつつ、
今日はこの辺で横になることにする。
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