ここ最近の度重なる怪奇現象の原因を解明すべく 部屋にセコム的な固定カメラを仕掛けたところ、 そこには驚くべき緑の影が映り込んでいた。 どうやら川端さんが帰ってきているようである。 正直、薄々感づいてはいた。 よく見ると、4月24日、4月30日、そして5月11日更新分の 写真にも川端さんらしき物が写っている。 私は川端さんに、バルサンで燻りだして遠くに捨てるという ひどい仕打ちをしてしまった。 そんな川端さんが、いったいどんな思いで帰ってきたのか 私には想像もつかない。 洗濯物を取り込んだり、食器を洗ったりしてくれたことを 考えると、怒ってはいないのだろうか? 私を許してくれているのだろうか? しかし、落花生タワーを破壊したことを考えると、 私への復讐、いわゆるヴェンジェンスを果たすために 帰ってきたという線も捨てきれない。 とにかく、いまは川端さんが自らの意志で 私の前に姿を現してくれるのを待つことにしよう。 そのときに改めて、川端さんの気が済むような形で 罪を償いたい。 カラーヒヨコの帰巣本能に戦慄を覚えつつ、 今日はこの辺で横になることにする。
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