今日、新しい箸の持ちかたを開発した。 野球で言えば振り子打法やトルネード投法。 サッカーで言えばカズダンスのように、 新たなスタイルが確立されることによって スーパースターが登場し、 従来では考えられないような記録が生まれてきた。 最新のテクニックが競技そのものをネクストレベルに 引き上げるという事実の証明でもある。 しかし、ことお箸に関しては ここ数10年、いや数100年 技術が停滞しているのではないか? 常々そう考えていた私は、 日ごろから新たな箸の持ちかたを模索していたのだ。 そしてそれが、今日完成した。 小指と親指のストロークを十分に取り、 箸を交差させることによって、およそ150度もの 大きなご開帳が実現。 これによって、従来はつかむことが不可能だった 大きなおかずを捕獲することができるようになったのだ。 革新的な技術は、とかく異端視されやすいもの。 この持ちかたも簡単には受け入れられないだろう。 しかし私は、学校帰りの小学生に指南するなどの 草の根的な活動で、この持ちかたを ニュースタンダードにしたいと考えている。 それがお箸の国に生まれた男の使命なのだ。 長時間の過酷な練習により 前腕に若干の張りを感じてきたため、 今日はこの辺で横になることにする。
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