2008年10月17日金曜日

有名芸能人もオチた



捕まえた虫を売りに編集部を訪れると、
何やら人だかりができている。

聞けば、北海道有数のジゴロと呼ばれる男が来ているらしい。

こんな機会は滅多にないので、
思い切って話しかけてみることにした。

恐る恐る正面に回り込み、
「最近どうですか?」と声をかけると

「ああ、モテるよ」。

予想だにしない答えだ。
初対面の人間に対する第一声が
「モテるよ」などということは、
人類の歴史を振り返っても例がないことだ。

しかし、ここで怯んではいられない。
私もモテたいのだ。

「どうすればモテますかね?」

核心に迫る質問を投げかける。

すると北海道有数のジゴロは、
「二重人格になればいい。
そうすれば、そのうちなびいてくる。簡単ですよ」。

いやはや勉強になる。

と、ここでひとりの編集者が烈火の如く怒りながら
北海道有数のジゴロに詰め寄り始めた。

どうやら、過去に何らかの男女間トラブルがあったらしい。
ここでも北海道有数のジゴロは、

「オマエが気に入った女が、たまたまオレの彼女だっただけだ」

と、涼しい顔で受け流す。

さすがと言うしかない。

早朝の山に生きる虫取り人と、夜の街に生きるジゴロ。
虫と女と、狩るものは異なれど、同じ狩人だ。

彼には、今後もことあるごとに話を聞いていきたい。

モテるって、どんな気分なのだろう?
そんなことを考えながら、今日はこの辺で横になることにする。

0 件のコメント:

コメントを投稿