2009年1月6日火曜日

太陽に吠える



家族そろって初日の出を拝むのがナッツ家の習わしだ。

今年も元日の朝、近所の小高い丘に行って日の出を待った。

フォーマルなウェアに身を包んだ私の横には、
失踪中の父の写真を抱えた母。

姉は嫁に行ってしまったので、
家族そろってと言ってもふたりだけだ。

6時30分を回ったころ、ようやくお日様が顔を出す。

ここで太陽に向かって、1年のテーマを絶叫するのも
ナッツ家の習わし。

私は声も枯れんばかりに叫んだ。

「2009年! エコ元年からナッツ元年へ!!」

石油資源からの脱却と、豆資源への移行は
人類の命運を握る壮大なプロジェクトだ。

立派に育った私の姿を見守る母の目は、
心なしか涙で潤んでいるように見えた。

来年こそは立派な私の姿を父にも見せてあげたい。

そんなことを考えながら、
今日はこの辺で横になることにする。

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