2009年1月15日木曜日

仏様への敬意の表れ



今日は体力を消耗しないように家の中でじっとしていた。

すっかり日も暮れた夕方5時ごろだろうか。
玄関のほうから何やら物音がする。

私は何か集金人的な訪問者かと思って
目をつむり、息を潜めた。

しかし呼び鈴も鳴らないし、ドアを叩く音も聞こえない。

私は警戒しながらドアを開ける。

するとどうだろう。そこにはビニール袋いっぱいの
食料が供えられているではないか。

中身は鮮魚に野菜、おしるこなど
栄養価の高そうな物ばかりだ。

しかし、なぜ私に……?

何らかの恩返し的なサプライズだとしても、
私は鶴を助けた覚えも地蔵に笠をかぶせた覚えもない。

もしかしたら去年の夏、ベランダにいたセミの死骸に
手を合わせて成仏を祈ったことと
関係があるのかもしれない。

何はともあれ、ありがたい。

正月に実家で食い溜めしてきた餅の満腹感も
ちょうど薄れてきたころだったのだ。

これで明日からの職捜しもがんばれる。

人の温かさ、セミのやさしさが心に染み入りつつ、
今日はこの辺で横になることにする。

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