ふだんは虫取りのため、極力黒や緑、 茶色系の服を着用するようにしている。 なるべく山に同化し、虫たちを欺くためだ。 しかし私とて、たまにはそんな地味な服ばかりでなく、 かわいい真っピンクの服が着たい。 そんな鬱積した思いが爆発し、 今日、真っピンクのTシャツを購入し、着用した。 弾ける笑顔は、私の体を構成する細胞の ひとつひとつが真っピンクを欲していたことを物語る。 だが、幸せな時間は長くは続かない。 人は夢を叶えるために 何かしらを犠牲にしなければならない。 虫取り人として大成するためには、 真っピンク願望を封印するしかないのだ。 真っピンクな私は今日限り。 明日からは、また地味な虫取り人として生きていく。 それが運命(さだめ)なのだ。 溢れ出るフェミニンな魅力を鳩尾に押し込みつつ、 今日はこの辺で横になることにする。
0 件のコメント:
コメントを投稿