今日、河畑さんに叱られた。 いや、正確には叱られたような 気がすると言うべきか。 おやつに水道水を飲み過ぎてしまったため、 夕食の幕の内弁当を食べきれずに残そうとしたときのこと。 河畑さんが烈火の如く怒りだしたのだ。 どんなになだめすかしても、茎わかめを与えても 一向におとなしくならない。 しかたなく私は泣きながら 弁当を口の中に押し込んだ。 そう言えば、スズメバチに追われて行方不明中の父も、 食べ残しには厳しい人だった。 テストの成績や身だしなみに関しては寛大な父だったが、 食事を残そうとすると容赦ないチョップを 浴びせられたものだ。 最近の小学校は、給食を食べるも残すも 自由らしい。 そんな世間の風潮に乗せられて、 私も父の教えを忘れていたのかもしれない。 それにしても、最近河畑さんの行動が 父とかぶることが多い。 息子を思う親の気持ちが何らかの光回線を通じて、 進化を願う鳥類の本能と シンクロしているのかもしれない。 食べ過ぎで気分が悪くなってきたので、 今日はこの辺で横になることにする。
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