近所のお化け屋敷が、惜しまれながら その長い歴史に幕を下ろした。 季節に関わらず涼を求める女性客で 賑わっているように見えたのだが、 不況の波もついにここまで来たということか。 あるいは『シャイニング』的なサイコホラー色を 前面に押し出していたのが 完全に裏目に出たのかもしれない。 霊感が人一倍強い私は、ことあるごとにお祓い あるいは低級な動物霊を呼び寄せるなどの行為で この屋敷を影ながら支えてきたつもりだ。 そんな屋敷が今年いっぱいで 取り壊されてしまうというのは非常に心苦しい。 ちなみに屋敷の跡地には、 無国籍料理の店が建つそうで、いまから楽しみだ。 開店の際には、微力ながら私も低級な動物霊を 呼び寄せることでお祝いに代えさせていただきたい。 いなり寿司を枕元にお供えしてから、 今日はこの辺で横になることにする。
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