薬を飲んだものの、 豆インフルの回復が思わしくない。 微熱は下がらないし、喉周辺に痛みも感じ始めた。 しかし、いつまでも寝ているわけにはいかない。 無理を承知で、今日から虫取りの仕事を 再開することにした。 回復が思わしくないと言えば、河畑さんの 罠による傷も一向に治る気配が見られない。 これは私にも責任の一端があるのかもしれない。 何しろ鳥を飼うというのは初めてのことなので、 エサからして何を与えればいいのかわからない。 山で捕まえてきたカナブンや コクワガタには目もくれないし、 米、魚肉ソーセージ、 固形石鹸などの食いつきもいまひとつ。 栄養を摂取しなければ治る傷も治らないのだろうが、 正直お手上げという状態だった。 しかし今日、初めて河畑さんがエサを食べた。 私の夕食である茎わかめに興味を示し、 クチバシと思われる部分でチューチューと ミネラル的な養分を摂取したのだ。 茎わかめは百薬の長と言われ、 古代ギリシャではコレを巡って100年以上戦争が 絶えなかったというオーパーツ的フード。 これで河畑さんが大空へ羽ばたくのも時間の問題だろう。 私の豆インフルも茎わかめの効能で 完治することを祈りつつ、 今日はこの辺で横になることにする。
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