先日のヒザに引き続き、 今度は左前腕にパープルのあざを作ってしまった。 虫取りに向かう途中、私の上空を旋回する大きなブヨ。 コイツが、こともあろうにこの私から血を吸おうと 前腕に着陸したのだ。 虫取り人の腕にとまるとは、まさに飛んで火に入る夏の虫。 私は利き腕の右手による渾身の手刀を振り下ろした。 この手刀によって、 これまで何度もピンチを切り抜けてきた。 ベランダにカラスが飛来したとき。 お巡りさんに職務質問されたとき。 独り身の寂しさに打ちのめされそうになったとき。 すべて手刀が救ってくれた。 しかし、その手刀が今回は私に牙を剥いたのだ。 フルパワーの手刀は鋭角に私の左前腕をえぐり、 そしてブヨは悠然と飛び去っていった。 完敗だ。 以前、ヒザをやったときも 労災とは認められなかったので 今回も望みは薄いが、 虫を仕留める際の悲しいアクシデントであったことを 前面に押し出しつつ、虫取り協会会長に 掛け合ってみようと思う。 ブヨに刺された痒みと 内出血の痛みのダブルパンチに打ちひしがれながら、 今日はこの辺で横になることにする。
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