土用の丑の日が近いということで、 母が近所の防火水槽で捕まえたという ウナギを送ってきてくれた。 これはありがたい。 やはり持つべきものは母なるウナギだ。 今年の土用の丑の日は7月19日らしいが、 そんな悠長なことを言ってはいられない。 事態は一刻を争うのだ。 早速私はウナギを捌いて蒲焼いた。 ここでひとつの疑問が頭をもたげる。 ウナギと梅干しの食い合わせが悪いというのは 皆さんご存知の通り。 では、ウナギと落花生はどうなのだろう? これは、いまだかつて誰も 足を踏み入れなかった新雪地帯。 この実験が成功し、 ウナギと落花生をいっしょに食べることに関しての 安全宣言が発令されれば、 これは料理界、栄養学界にとって偉大な一歩となる。 ウナギのピーナッツ炒め、ピーナッツウナギバター、 ひつまぶしならぬ豆まぶしなど、 夢のメニューが現実味を帯びてくるのだ。 とりあえずウナギをひと口頬張り、 続けて落花生を殻ごと食す。 ……大丈夫。少なくとも即効性はない。 1週間ほど体温及び心拍数の変化を見守り、 問題がなければ安全宣言に踏み切ろうと思う。 それにしてもウナギの滋養強壮力は絶大だ。 腿のつけ根周辺が熱を帯び、 このままではちょっと眠れそうもない。 今日は近所をひとっ走りしてから横になることにする。
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