今日、川端さんからすべてを聞いた。 まだ自分の中で処理しきれず、 混乱しているというのが正直なところだ。 川端さんがカラーヒヨコではないとか、 勝手にブログを更新していたとか、 そんなことは些細なことだ。 私にとって重要なのは、今日いっぱいで 川端さんがいなくなってしまうということ。 一体なぜだ!? 近隣トラブルによって私が川端さんを捨てて以来、 私は常に罪悪感から来る膨満感に悩まされてきた。 こんなことなら、もっと早く私の前に 姿を現してくれればよかったではないか! なんで、こんな直前になって……。 さらに許せないのが、 川端さんに関する記憶を消されてしまうということだ。 ブログを初めて1年半。 私は川端さんとさまざまなことを経験し、 大人への階段を上ってきた。 その記憶がなくなってしまうということは、 私が私でなくなってしまうということだ!! ……と、私がいくら喚いたところで、 明日になったら私は川端さんのことを 忘れているのだろう。 地球と川端さんの星のテクノロジーには、 抗うことのできない圧倒的な差があるのだ。 とにかく、いまは残された時間を いかに過ごすかのほうが重要だ。 まずは川端さんを捨てたことを正式に謝罪しよう。 そして、空白の時間を埋めるべく 思い出を語り尽くすのだ。 明日目覚めたとき、川端さんはもういない。 そして私はそのことに気づきもしない。 そんな悲しい現実に少しでも抵抗するように、 今日は横にならないことにする。
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