2009年9月16日水曜日

星影のワルツ


 
今日、川端さんからすべてを聞いた。

まだ自分の中で処理しきれず、
混乱しているというのが正直なところだ。

川端さんがカラーヒヨコではないとか、
勝手にブログを更新していたとか、
そんなことは些細なことだ。

私にとって重要なのは、今日いっぱいで
川端さんがいなくなってしまうということ。

一体なぜだ!?

近隣トラブルによって私が川端さんを捨てて以来、
私は常に罪悪感から来る膨満感に悩まされてきた。

こんなことなら、もっと早く私の前に
姿を現してくれればよかったではないか!

なんで、こんな直前になって……。

さらに許せないのが、
川端さんに関する記憶を消されてしまうということだ。

ブログを初めて1年半。
私は川端さんとさまざまなことを経験し、
大人への階段を上ってきた。

その記憶がなくなってしまうということは、
私が私でなくなってしまうということだ!!

……と、私がいくら喚いたところで、
明日になったら私は川端さんのことを
忘れているのだろう。

地球と川端さんの星のテクノロジーには、
抗うことのできない圧倒的な差があるのだ。

とにかく、いまは残された時間を
いかに過ごすかのほうが重要だ。

まずは川端さんを捨てたことを正式に謝罪しよう。
そして、空白の時間を埋めるべく
思い出を語り尽くすのだ。

明日目覚めたとき、川端さんはもういない。
そして私はそのことに気づきもしない。

そんな悲しい現実に少しでも抵抗するように、
今日は横にならないことにする。

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