今日は近所のお祭りに行った。 提灯でライトアップされた商店街は、 いつもと違う非日常的な空間となっている。 大人になっても、この雰囲気は なんだか胸の鼓動を早くさせる。 とりあえず、金魚すくいや綿飴などの夜店を チラ見しながら1周してみて、 ここで私は気がついた。 落花生釣りの夜店がない。 私の子供のころの記憶では、落花生釣りと言えば 射的やわなげと並ぶ定番。 子供用ビニールプールに大量の落花生を浮かべ、 バス釣り用のルアーで釣り上げるというルールだ。 この際、釣り上げられるのは 白目を向いているあいだだけ。 一瞬でも黒目が覗くと、 店のおじさんに首筋をチョップされて すべての落花生を没収されてしまうのだ。 果たして、アレは私の故郷だけの ローカル夜店だったのだろうか……? 金魚すくいをしていた女の子に、 「お嬢ちゃん、落花生釣りって知ってる?」と 白目を向きながら声をかけたところ、 すごい勢いで泣きながら逃げていった。 落花生釣りが全国に普及して 少女に笑顔が戻ることを祈りながら、 今日はこの辺で横になることにする。
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