2010年2月18日木曜日

そして目覚めない眠りへ

 
中高生のときの記憶はほとんどないし、
当時の写真もほとんど残っていない。

あのころは、
"カメラのファインダーに収められるということは
敏捷性が著しく欠如している証拠"
という論調が主流だったため、
中高生は常に頭を小刻みに動かしていたのだ。

そして走馬燈もクライマックス。
これは私が成人式に向かうまえのひとコマだ。

20歳と言えば肉体的にはピークと言っても過言ではない。

常軌を逸した肩幅、現在とは比較にならない毛量、
泳いだ視線。

どれを取ってもヤングエナジーに満ちあふれている。

しかし技術的、精神的な要素も加味すれば、
現在の私のほうが虫取り人として充実しているという
自負もある。

虫取り人としての総合的なピークは、
むしろこれから迎えるはずであった。

だが、私の人生を振り返ると、
成人式以降はこれといったイベントがない。

走馬燈的に、もはや
エンドロールが流れている段階だ。

私の頭頂部に"Fin"の文字が映し出されたとき、
やはり私は息絶えるということなのだろうか?

いやだ。死にたくない。

しかしもう限界のようだ。

この世に多くの未練を残しつつ、
この辺で横になるk……

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