2010年3月25日木曜日

挙動不審の体現者2010

 
今日、街で職務質問をされた。

何を隠そう私は職質のエキスパート。

どんなに治安のいい街だろうが、
どんなに真っ昼間だろうが、
私が歩けばたちどころにお巡りさんを吸い寄せる。

始めは戸惑うことも多かったが、
いまとなっては逆に私がお巡りさんを観察し、
白目の充血具合から勤続年数を
言い当てられるほどにまでアジャストしてきた。

しかし今日のお巡りさんは、ちょっと勝手が違う。

まず制服を着ていない。
そして鼻の頭が適度に湿っている。
何より決定的なのは、メガネに度が入っていない。

私はすぐに警察手帳の提示を求めた。

すると彼は自信満々にメガネケースを取り出し、
ご開帳してみせたのだ。

そこには1パーセントの迷いもない。
伊達メガネ越しに見る白目も澄みきっている。
どうやら嘘をついているわけではなさそうだ。

彼こそが真のポリスメンであると悟るのに、
そう時間はかからなかった。

私はホールドアップ状態で2歩、3歩と後ずさりし、
ダッシュで逃げた。

危ないところだった。

あと数秒逃げるのが遅れたら、
2000円以下の罰金、あるいは
無期懲役は免れなかっただろう。

叩けばホコリの出る体。
さすれば芽生える豆の花。

国家レベルの反ナッツ的動きに戦慄を覚えつつ、
今日はこの辺で横になることにする。

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