2010年3月16日火曜日

鳥獣法改正の余波

 
朝早く大家が訪ねてきた。

家賃の催促かと思い、一瞬下腹部に緊張感が走ったが、
どうやら今回は違うようだ。

なんでも4月から共同住宅に
鳥センサーの設置が義務づけられるということで、
その取りつけに来たらしい。

鳥センサーとは、
部屋の中への鳥の侵入、
あるいは窓の外からの鳥の接近を
報知してくれる精密機器。

内蔵のカメラでクチバシを認識して
鳥の種類を判別し、
それぞれに応じてバージョンの違う
『鳥の詩』が流れるのだ。

取りつけ作業は15分ほどで終了して
大家は帰っていった。

早速冬眠中の河畑さんを近づけて
様子をうかがったが、『鳥の詩』は流れない。

恐らく鳥センサーのデータベースに
河畑さんの属する種類が登録されていないためだろう。

あるいは冬眠中で仮死状態にあるため、
生体反応が認められないことが
関係しているのかもしれない。

これは結果オーライだ。

もしセンサーが鳴ったら、
害鳥駆除相談窓口に電話して
2000円の手数料を支払うまで
『鳥の詩』が鳴りやむことはないのだ。

河畑さんが冬眠から覚めても
センサーが無反応であることを祈りつつ、
今日はこの辺で横になることにする。

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