花見シーズンたけなわということで、 夜桜を見に行った。 ここ数日は寒い日が続き、 桜の開花的なピークはまだまだと言った感じだったが、 それでも果実によって赤く色づいた何らかの樹木は 十分鑑賞に耐えうるものであった。 夜風に吹かれ、落花生をつまみながら 樹木を眺めていると、α波の分泌もハンパない。 頭髪からつま先までの全神経が研ぎ澄まされ、 「いまならフェイタスとアンメルツを 臭いだけで識別できる」という 自信が漲ってくる。 この、年に1度の精神統一が ヘソ回りを活性化させ、 健やかなる下半身を約束しているのだろう。 いやはや、これは日本人の特権だ。 気力が充実しているボクサーはボディーでは倒れない。 そして気力が充実している虫取り人は この季節に野宿しても凍死しない。 樹木の根っこからわずかな暖を取りつつ、 今日はこのまま外で横になることにする。
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